rainはFaZe Clanに所属するCSGOのプロ選手です!
一部省略していますが、今回はそんな彼がPlayers(Gambit)に勝利した後のインタビューについて翻訳しました。(2022年4月6日)
インタビュー
"まずはおめでとうございます!Players(Gambit)との対戦はどうでしたか? "
「Mirageでズタズタにやられたように見えたと思いますが、それでも試合を通して快適にプレイできました。mirageを彼らがピックした理由は何かあるだろうし、明らかに良いゲームプランを準備していたようなので。自分たちは喧嘩を挑まれているような感じが少しして、彼らもMirageではいいカウンターストライクが出来ていたと思います。CTではそれに上手くついて行くことが出来なかったです。CTで上手く行けなかった時のMirageはいつもつらいもでしょう?Mirageでは本当に彼らが強かっただけで、自分達としても対抗策が思い浮かびませんでした。」
"確信をもってInfernoをピックできた訳は何でしょうか?"
「自分的には、今のFazeのInfernoは世界で見ても最強と言えると思います。自分の持っている役割やポジションで本当に上手くやれているし、とにかくInfernoでは全てがいい感じになっています。なのでテロリスト側でたくさんラウンドを取れることを分かっているし、もしテロリスト側で良くなかったとしても、CT側で巻き返せる自信があります。今回はCT側を11-4で折り返したので、負けるわけがないでしょう?(笑)」
"試合を振り返ってみて、(第2マップで惨敗した後)最終マップが始まるときどんな心境でしたか?"
「もちろん落ち込んではいましたが、それでもかなり自信はありました。ですから皆が集中し直し、mirageのことはさっぱり忘れることを確かめる必要がありました。彼らもMirageで同じことをしましたし。(1マップ目Infernoでは16-4でFazeが圧倒した) 負けたけど、俺たちの方が1ラウンドだけ多かったですし(笑)
まあメンタル的にもなんとかリセットできて、overpassでクラッチシーンがあったのもそのお陰だと思います。」
"もう1つ勝敗をわけた点として、deagleのエコラウンドでのいくつかの勝利ラウンドがあるでしょう。Fazeといえばdeagleのエコラウンドというように見えますが、そのために特別な準備をしているのでしょうか?"
「たぶんdeagleでのエコラウンドは、唯一(IGLである)Finnが何も指示を出さないラウンドでしょう。Finnがただ「buyしよう」と言って、皆deagleを買い、そこからは各々がその場の考えでやりたいようにやるんです。このやり方は即席チームみたいかもしれないけど、全員がお互いに合わせて動けているし、決まった作戦でなくても一緒に動こうとしています。」
※FinnはKarriganの事
"Rain個人として聞きます。あなたはdeagleがとても上手い選手として知られていますが、DM(デスマッチ)で何か特別な練習をしているのですか?"
「ただ自分の持った本能のものだと思います。もちろんNiKoと一緒にプレイしていたときには、どうdeagleを使いこなすかとか、彼から多くを学びました。まあでも単純に使っていて楽しい武器ですし、ハイライトになるシーンもあちこちで出てるでしょう。」
"客観的にとらえてみて、予想をはるかに下回る結果により去年はFazeにとってとても厳しい1年だった。去年1年は個人的にどんな気持ちでしたか?"
「正直ゴミだった。すべてのグループステージで負けるのはとても辛かった。ランキングもよくなかったし、チーム全体がうまく機能していなかった。
それと同時にFinnが加入したとき、そのうちRopzも加入することがわかっていたのでだから「今来るの?後で来るの?」って感じだった。Olofとは100%プレイしたし、
ベストを尽くしたんだけど、俺らの脳裏にはRopzが加入することがあった。みんなにとって変な1年だった。」
"Ropzが加入することが頭にあった状態が、チームを変な方向へと向けたのでしょうか?"
「違うかな、なにかを失っていたんだと思う。今までプレイしてきた中でRopzはとても火力などをプレイへと持ってきていて、 彼が最も努力していてかつ技術的にもたけているメンバーだと思う。彼が練習室でラインアップを教えてくれたり、スモークのラインアップを数学的に見つける姿を見て「まじかこいつ、画面のピクセルを数えているな、俺がやったら失明するぞ」と思いました。(笑)
彼はすごいいいものをチーム全体に届けてくれていて、なのでそれが去年足りなかった部分かな」
(省略)
"Katowiceでのことについて聞きます。Fazeにとっては間違いなく結果を出せた大会ですが、あなたにとってはその全部を経験出来なかった大会でしょう。Katowiceはあなたにとってどんなものでしたでしたでしょうか。"
「Play-inが始まる時、ropzが体調不良で出られないことを聞いて『うわぁ…新しいスター選手を獲れたのに初めて出るLAN大会に出られないんだ…』という感じでした。当初はキツかったですが、それでも皆前に進めたし良いムードのまま試合を続けることができました。
グループ予選の後自分は隔離にならなければいけなかったのですが、自分のチームの試合を見ているということがある意味変に感じました。Fazeに入ってから、試合に出られないのは初めてのことだったのでFazeのロゴを見ているのに自分はプレイしていない状況がおかしく思いました。チームのみんなが優勝してくれて嬉しいし、でも自分も出られていたらなあとも思うし…複雑な気持ちでした。」
※IEM Katowice2022の時rainやropzは体調不良で出れない試合があった
"Jksとプレイしてみてどうでしたか?"
「彼は本当に才能があるし、しかも努力家です。大会に来る前はほとんどプレイ出来ていなかったし、いきなりこちら(ポーランド)に来て毎日10時間デスマッチをするだけで、とにかく集中して集中してやって…そして彼は素晴らしい結果を見せました。特に決勝戦では非常に成長していたし、自分がやっていた役割もこなしたり、最高の働きをしました。」
※rainやropzのスタンドインとしてjksがFaZeに入り大会に出場していた。
"他の選手が自分の立ち位置を担当して、しかもロールまでこなしている。加えて優勝のメダルを獲ってしまうのを見るのは変に感じるに違いないでしょう。何か辛いところはありましたか?"
「いやそんなことはなくて、jksはとてもいい奴だから好きですよ。彼との間に嫌な感情があったりは全くありません。とにかく彼がやっとトロフィーを勝ち取れたこと、それを経験できたことが嬉しいんです。」
"最後に、もし私が質問するとして今最も対戦して難しい相手はどこですか?"
「正直、最も難しい相手はNaViになるでしょう。s1mpleは絶好調ですし、何があっても難しいでしょう。彼らが最も難しい相手である事は間違いないです。」
おわりに
rainの所属するFaZeは現在HLTVランキングで世界2位のチームです。
僕もこのインタビューの後にあったFURIAとのinfernoの準決勝を見ていたのですが、13-5からカムバックして勝っていました。
インタビューでもある様に彼らのinfernoは本当に強かったです!
FaZeとENCEの決勝戦も楽しみですね!
ちなみにGambitがPlayersとチーム名を変えていたのはここ最近の世界情勢が原因で、ロシア人は大会に参加できますがロシア組織のチームはESL Pro Leagueの大会に現在参加できないからです。
それでは今回の記事もこれで以上です!
また次回の記事でお会いしましょう、バーイ!
ライター : SepiaMars (2000/12/1)
元FPSプロゲーマーでブログ運営もしております
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!