はいどうも、Sepiaです!
今回はVALORANTが出る以前の日本におけるCSGOというゲームを紹介していこうと思います!
VALORANTのプロにCSGO出身の人も多く、その人達がどんな環境でプレイしていたのかが参考になったら面白そうだと思い作成してみました。
強かった日本のプレイヤーがほぼ全員VALORANTに移行し、アジア全体で見てもVALORANTに乗っ取られたかの様なCSGO。
VALORANTが出る前のゲーム環境やコミュニティはどうだったのかを紹介します!
※今回は動画版も作ったので、読むのが面倒な人はこっちを見て下さい!↓
日本のCSGOコミュニティ
日本のCSGOは「GO村」と言われる程コミュニティが小さかったです。
それはなぜかというと、日本のCSGOプレイヤー人口が少なかった為です。
CSGOは世界的には流行っているゲームなのですが、当時は日本だとPCよりPS4でゲームをしている人が多かったり、PCでも別のFPSに人口が取られていてプレイしている人が少なかったです。(R6S、APEX、OW)
更に覚える事も自分で情報を調べるしかなく、英語のサイト等から情報を引っ張って来ないとわからない事も多かったので新規参入がし辛かったです。
なので人も少なかった為上位帯はほぼ全員知り合いでした。
これが人口も少なく村と呼ばれる理由です。
大会
日本における大会はとても少なかったです。
日本の大型大会は1年に1回というレベルでした。
最初の頃はJCGとかコミュニティ大会があったりしたのですが、段々減少していきました。(後半はUTAGEが頑張ってた)
代わりに上位チームはアジアの大会に参加したりしていました。(これも少なかったけど)
なので大会が少なく、プロを目指すというのは日本では非常に厳しいゲームでした。
ちなみに日本のCSGOオフライン大会を見に行った時の事とかここに書いてあるので、興味のある方は見てみて下さい。
チームの練習方法
チーム同士の練習試合はconsoleという場所にサーバーへのIPアドレスを貼り付けてサーバーへ入って練習をするというのが基本でした。(sostronkやB5の様な外部ツールを除く)
なのでチーム同士の練習ではサーバーを自分達で用意しないといけなかったりして、scrim(練習試合)をするのが面倒でした。
ただ心優しい方がサーバーを貸し出したりしてくれていて、レンタルサーバーを利用したりしていました。
ありがたかったです。
VCもDiscordではなくTeamSpeak3を使っていた時はscrimもIRCチャットで試合を釣ったりしていました。
Discordが主流になってからはscrimをDiscordのサーバーで募集したり個人同士で海外の人とチャットして試合を組んだりしていました。
プレイヤー達は基本学生や社会人で、プロ選手というのはほとんど居ませんでした。
なので多くのチームは学校や仕事終わりの21時から24時まで練習試合をするという事が多く、VALORANTのプロ選手の様にフルタイムで活動している人は少なかったです。
個人の練習方法
CSGOはVALORANTに比べてサーバーやマップを自分で作ったりする事が出来るので、ユーザーによって様々な練習方法が開拓されて行きました。
BOT撃ちをするにしても相手が色んな方向に動くMAPが作られたり、デスマッチもピストルオンリーのサーバーが作られたりして色々な練習をする事が出来ました。
試合のdemo(デモンストレーション)をゲーム上で再生して、プロの動きを簡単に見る事も出来ました。
こういった知識も自分で調べないと知る事は出来ないのですが、詳しくなっていくと練習の質はどのゲームよりも高く出来たと思います。
PUG(ランクマッチ)
PUGというのはpick up gameの略で、ランダムな人達で行われる試合という意味です。
VALORANTで言うランクマッチだと思って下さい。
CSGOではMM(マッチメイキング)という公式のランクマッチシステムがあったのですが、誰もプレイしていませんでした。
理由は簡単で
・サーバーがゴミ
・最高ランクに到達したらおしまい
・チーターが沢山居る
だからです。
まずサーバーがゴミという点。
CSGOの大会等で使われるサーバーでは128tickサーバーが使用されます。
ですがMMでは64tickサーバーしか用意されていません。
この差があるとどうなるのかというと、128tickサーバーで投げれるスキルがMMでは使用出来なかったりします。
Mirageの窓モクとかですね。
次に最高ランクに到達したらおしまいという点。
CSGOの公式ランクシステムだとランキング等が存在しない為、「最高ランクだ!やったー!」→ 「MMの目標が無い」という状態になります。
なので上位勢は基本ランキングのある別のpugシステムを利用していました。
最後にチーターが沢山居る点。
CSGOのMM日本サーバーではロシア人のチーターが沢山居ました。
スピンボットからオートAIM、wall hackまで多種多様です。
とまぁMMはこんな感じだったので、最高ランクのGEに到達したらMMをする理由もあまりなかったです。
なので上位勢は皆5ewinやfaceitといったサーバーの質が良いランキングのあるPUGシステムを利用していました。
5ewinは中国のランクシステムで、VPNに課金したりしてpingを下げてプレイしたりしていました。
なのでCSGO上位勢には中国語で報告を出来る人も居たりします。
faceitはシンガポールサーバーへ接続してプレイする東南アジアの人が多いpugシステムです。
日本からだとpingが80~90と高く、プレイしている人も5ewinよりは少なかったです。
ただfaceitはEUでも使われているシステムでチーターも少なかったので世界的にも有名で、強い人も多かったです。
今の東南アジアのVALORANTプロの選手もプレイしていた人は多かったです。(f0rsakeNやd4v41等)
他にもESEAとか別のPUGシステムもあったのですが、VALORANT前は廃れてました。
おわりに
以上がJPCSの昔話でした!
今のVALORANTのプロにCSGO出身の人も多く、その人達がどんな環境でプレイしていたのかが参考になったら面白そうだと思い作成してみました。
小さいコミュニティではありましたが、その分人の繋がりも深くて個人的には楽しかったです!
VALORANTでいうカスタムが紅白という名前で呼ばれていて、Twitterで募集したりして強い人が集まって遊んでたのも懐かしいです。
僕は今後も皆が面白いと思ってくれそうな記事や動画を作ろうと思っているので、興味のある人は是非僕のTwitterをフォローして更新を待ってて下さい!
おまけ VALORANTに移行して来たアジアの元CSGO選手達
VALORANTのリーダーボードから東南アジアの元CSGO勢を書き出してみました。
フィリピン、タイ、インドネシア、ベトナム等です。
日本や韓国の選手だけでなく、東南アジアのCSGO選手もVALORANTに移行した人が多くアジアはVALORANTが覇権取ってるな~という印象です。
それでは今回の記事もこれで以上です!
また次回の記事でお会いしましょう、バーーイ!
ライター : SepiaMars (2000/12/1)
元FPSプロゲーマーでブログ運営もしております!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!(*´▽`*)