【翻訳】HLTVの仕様が変わったので解説!【CS2】

HLTVの仕様変更を紹介しました!

HLTVの仕様変更

8月21日にHLTVの仕様変更が入りました。

全ての統計ページでプレイヤーのスタイルを調べる方法が導入されました。(統計ページは選手のスタッツページの事で、スタイルはプレイスタイルのようなものです)

プレイヤーのパフォーマンスを測定する方法は沢山あります。レーティング2.0、1ラウンド毎のキル数、1ラウンド毎の平均ダメージ(ADR)など、これらはHLTVフォーラムや他の配信や議論でも、たくさん耳にしたことがあるでしょう。

現時点でHLTVの統計ページで難しいのは、その選手がどのようなタイプの選手であるかを判断することです。その選手のフラグ数やimpact ratingは特定のロールと相関関係があるかもしれませんが、攻撃的で道を開くようなエントリーフラッガーなのか、1ピックを狙うだけのエントリーフラッガーなのか、それともベイト的なラーカーなのか、それらを確認するには実際にその選手のプレイを見る必要があります。

これまではそうでした。

HLTVでは選手のパフォーマンスではなく、スタイルを示す7つの特徴を展開します。完璧ではありませんが、HLTVのデータベースではどんなスカウトサイトよりもはるかに多くの試合を見ることができます。これによりZywOoからローカルシーンで活躍している15歳まで、あらゆるプレイヤーを垣間見ることができます。

これは7つのカテゴリーに分けられており、互いに補完し合って選手の全体像を形成します。各選手はこの7つのカテゴリー毎に0から100のスコアを獲得し、その全スコアが使用されます。(FIFAのように70点が悪い点数というわけではありません。50点はCS2における平均的な大会でのトップクラスのプロ選手の平均点です。)

選手のカテゴリー内の0-100のスコアをクリックすると、より高度な統計が下に表示されます。これらの統計には以前から存在するものだけでなく、生き残った頻度、勝利ラウンドのキル数とダメージ、AWPを使用したエントリーキル数などの新しい統計も含まれています。

指標が何を数値化しているかわからない場合は、マウスカーソルを合わせるだけで、それぞれの詳細を説明するテキストが表示されます。

キーとなるフィルターは2つあり、サイド毎(T側かCT側か、それとも両サイドなのか切り替えられる)と、ラウンド毎のスタッツを表示するか24ラウンド毎のスタッツを表示するかです。24ラウンド毎に表示するように切り替えられるのは、マッチメイキングのスコアボードに表示されるようなスタッツに近づけるためです。

1ラウンド辺り0.83キルというのはそれだけでは相当地味な数値ですが、24ラウンド辺り20キルというのは直感的に素晴らしい数値だとわかるでしょう。

これは想像をする際にも役立ちます。Jimpphat選手は24ラウンド辺り平均3.7のトレードキル(これもカテゴリーとともにリリースされる新しい数値)をしており、トレード選手(1マップあたり4トレードキル)に相応しいチョイスとなっています。

カテゴリー自体の説明

では、いくつか例を挙げながらカテゴリー自体に入っていきましょう。

最初の「Firepower」「火力」という意味で、従来のパフォーマンス指標とは少し異なりますが、選手の生の出力を示すのに有用です。キル数、ダメージ、マルチキルのみを考慮し、その選手がどれだけダメージを与えているかを示すもので、レーティング2.0と区別するために高い生存率などは考慮していません。

次にエントリーという本当のスタイル測定に入ります。これは誰が最初にボムサイトのエントリーやCTセットアップで送り出されるのかをトレードされたデスのスタッツから見て計測されます。

その対極にあるのがトレーディング(Trading)で、トレードキルとアシストキルをして、2番目にサイトに入る可能性の高い選手を強調します。

従来のエントリーフラッガーであるFlameZ選手は"Entrying"とOpening"のカテゴリーで輝きを放ちます。

この2つを組み合わせると多くのことがわかります。エントリーが多くトレーディングが少なければ、基本的に自分を犠牲にしたエントリーの支えとなります。その反対の特徴はベイターとなります。一部のマップコントロールの上手なプレイヤーは1番目に行くのも2番目に進むのも構わないため、両方で高いスコア値を獲得する選手もいます。また一部のラーカーや超アグレッシブなエリア取りプレイヤーは単独で行動することが多いため、両方で低いスコアを記録することもあります。

次に説明するのはオープニングで、これもエントリーを補完するものです。これはオープニングキルやオープニングキルに挑戦したかに基づいていて、ラウンド序盤の戦いに関わっているプレイヤーを示そうとするものです。もしあるプレイヤーがオープニングとトレードされたデスの両方で高いスコアを出している場合、ラウンド序盤のデスが多いことを示唆しています。一方でアグレッシブなラーカーはオープニングで高いスコアを出すかもしれませんが、エントリーでは低いスコアになるかもしれません。

m0NESY選手の様なオールラウンドでトップなAWPerの選手は正反対のカテゴリーで高得点を記録し、その多彩さを披露できます。

重要なのは、これはそのプレイヤーが最も頻繁に行うことを示すものであり、そのプレイヤーがどれだけ上手に行うかではないということです。karrigan選手はボムサイトへのエントリーでトレードされることが多いためエントリーのスコアが高くなりますが、他の選手は綺麗な動きや高い成功率でエントリーを成功させ、結果的に低いスコアになるかもしれません。なのでこれはスタイルの傾向を示しているのであって、選手の全体的なスキルを示しているものではありません

オープニングの反対はクラッチで、これはそのプレイヤーがクラッチに入る頻度(last alive%)とクラッチに勝つ頻度(クラッチポイント)に基づきます。クラッチはかなり稀なので、これは常に大きなサンプルサイズから参考を得る指標ではありますが、ラウンド毎の総クラッチリーダーボードの指標が欲しい人のためにこれはここにあります。

典型的なアンカーラーカーのJimpphat選手はトレーディングとクラッチのスコアが高いです。

次にスナイピングですが、これはScoutとAWPのキルをベースにしたシンプルなもので、ハイブリッドとセカンダリーAWPはオレンジ、メインAWPerは緑、純粋なライフラーは赤となるようにわずかに計測が異なっています。

最後にユーティリティーは、フラッシュバンの使用量、フラッシュバンのアシスト、全体的なユーティリティーのダメージ量に基づいており、Aleksib選手やapEX選手の様なスペシャリスト達に華が贈られるようになっています。

さぁ、次はあなたの番です。トレーディングスタッツやクラッチ、あるプレイヤーがスナイパーでオープナーを見つける頻度などを含む22の新しい指標の周りでプレイし、シーンのトップとボトムに居るプレイヤーについて何か学んでください。

おわりに

元記事

今回はZywOoのスタッツを例にHLTVの新しい仕様を紹介してみました!

この新しいHLTVの仕様を見ることで選手がどれだけ強いのかが更にわかりやすくなり、どのようなタイプなのかもわかりやすくなるのでプロシーンの観戦が更に楽しくなりそうですね!

使いこなすのは難しいかもしれませんが、是非見てみて参考にしてみて下さい!

HLTVのサイトはこちら!→ HLTV.org

今回の記事が皆さんのお役に立てば幸いです!

それでは今回の記事もこれで以上です!今後もブログ作成や動画作成を頑張るので応援よろしくお願いします!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

また次回の記事でお会いしましょう、バイバイ!

ライター : SepiaMars (2000/12/1)

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