もう一人のforsakenとは？
多くの人がforsaken(フォーセイクン)という名前を聞いて思い浮かべるのはVALORANTでPaper Rexに所属するJason"f0rsakeN"Susantoではないだろうか？
もちろんf0rsakeNがオフラインでBANされたなんて話はあるわけもなく、今回紹介するのは、度々FPSゲーマーたちの中で語られる、2018年にOptic India CSGO部門に所属していたNikhil"forsaken"Kumawatについてです。
forsakenの略歴
forsakenは2015年に「Forsaken」、2017年に「Shooting Monkeys」と「SemperX」、2018年に「Baiters」、「Eternal Esports」とプロではないチームを転々として活動をしており、大きな結果も出せないまま、細々と大会に出場していました。
ある日、そんな彼にチャンスが訪れました。Optic Indiaがメンバーを公募制で募集し始めたのです。
その応募には2000人以上のOptic Indiaを志すプレイヤー達が集まりましたが、
forsakenは見事にそのチャンスを手にすることができました。
ここまで聞くとforsakenを主人公にしたシンデレラストーリーのように聞こえますが、現実は醜く、チームに加入して僅か数か月でその事件は起きてしまいます。
word.exe事件
「word.exe事件」
FPSをプレイしたことのある人間ならば一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
2018年10月19日(金)、「ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO ASIA 2018」という
オフライン大会の「Optic India vs Revolution」の一戦で事件は起きました。
試合はCacheというマップから始まり、そして20ラウンドが経過したとき、突如として
試合が止まったのです。
この大会で使用されているアンチチートソフト「B5」がforsakenのPCからチートを検知したのです。
複数の審判達がforsakenの周りに集まり、forsakenのPCを調べようとすると、forsakenは抵抗してその場でチートのファイルを削除して証拠の隠滅を試みました。
ですが、現実は非情にも消したはずのチートファイルは簡単に復元されてしまいました。
more pics of @OpTicIndia at #eXTREMESLAND2018 when forsaken was caught cheating pic.twitter.com/SD6EvDWUvc
— 辛味 (@karamixw) 2018年10月19日
そこで出てきたのがWORDに偽装したチートファイル「word.exe」です。
オフラインでチートを使用するという珍事に「word.exe」という覚えやすいワード。
これらのことから強いプレイやチートのようなプレイが出ると「word.exe」とコメントするネットミームが誕生しました。
Another clip of Forsaken from 2017 in a Asian scrim PUG. Tyloo's @BnTeTCSGO says he and other players knew from this moment on that he was cheating. Not caught until now. pic.twitter.com/OmcWkEF7FG
— Rod Breslau (@Slasher) 2018年10月19日
forsakenは元々様々なプレイヤーからのチート疑惑があり、当時TYLOOに所属していたBnTeTも2017年からforsakenにチート疑惑をかけていたと発言しています。
word.exe事件のその後
「word.exe事件」の後、forsakenはインタビューに答えています。
そこにはメンバーやファン、Optic Indiaに対する謝罪や罪の意識、完璧主義故に自分に足りないAIMをチートで補おうとしたこと、自分自身を説得できなかったこと、CSGOのためにすべてを捨てたのに、そのCSGOすらも失ってしまったことを語っています。
詳しくは原文または、CSGO4JP様が翻訳したこちらの記事をご覧ください。
forsakenはインドの英雄SkRossi？
VALORANTで活躍するインドの英雄、Global Esports所属のGanesh"SkRossi"Gangadharについて皆さんはご存知でしょうか。
Global Esportsはインド国内で圧倒的な勝率を誇っており、その中でデュエリストを主に使用していたSkRossiはインドのVALORANTのスターでした。
そんなSkRossiにforsakenと同一人物なのではないか？という疑惑が生まれます。
理由は国が同じことや、顔が似ていること、そしてGlobal Esportsがエイプリルフールに上げたネタ動画などが挙げられます。
ですが、二人の本名が違うことや、エイプリルフールにネタ動画を出していること、今も普通に活動していることなどからこれらは事実無根の噂話ということになります。
なので、SkRossiファンの方は変わらずに安心してSkRossiを応援しましょう！
おわりに
以上がもう一人のforsakenがBANされた話でした！
この大会の後しばらくは、他の世界大会のコメント欄でも「word.exe」というコメントが増えていました。
日本のCSGO界隈でも、このネタは少し流行ったのを覚えています。
ちなみに記事の途中に出て来たTYLOOはアジアで最強クラスの中国チームです。
動画verも作ったので、良かったら見て下さい！↓
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それでは今回の記事もこれで以上です！
また次回の記事でお会いしましょう！
ライター : SepiaMars (2000/12/1)
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました！(*´▽｀*)
